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動画マーケティングとSEMとバイラルマーケティング

コラム

ここのところ、Googleの動きが激しすぎて検索エンジンの動向以外にあまり頭が働かない昨今ですが、それじゃダメだな・・・と思いまして、箸休め的な記事を投下しようと思います。
少し手が空いた時などYouTubeで企業のオフィシャルチャンネルを見るようにしています。
理由は色々あるのですが、、、それよりも最近の企業の動画マーケティングは凄いですね。
企業のオフィシャルチャンネルを新たに発見するたびに思います。
今までテレビを通じてしか見ることが出来なかったクオリティの高い映像コンテンツをYouTubeで見ることが出来るような感覚です。
そこで感じたことなどをどこかでアップしたいと思っていましたが、それを今回に持ってきたという感じです。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

その他に投稿したコラム記事

動画マーケティングとSEMとバイラルマーケティング

動画に関するあれこれ

動画を見始めた最初の動機・・・というのは憶えていないのですが、最初に動画を見始めたのがもう11年くらい前のことだったと思います。
その頃の動画は今ほど優れたコンテンツではなかったモノの、感動を憶えるには十分なモノだったと思います。
動画というより、フラッシュ動画やGIF動画でした。

その時、最初に思ったのが、「こういうコンテンツを企業がカネをかけてつくったら、(フラッシュの)職人は厳しいだろうなぁ・・・。」なんてことでした。
このことは今もはっきり憶えています。

最初に見たのは、AAが流れるだけのような2chのスレッドをまとめただけの、そんなフラッシュ動画だったと思います。
その頃に大流行りしたのが「電車男」でした。
今もそのフラッシュ動画が残っているのか調べて見たらもうありませんでした(笑)

この頃、ガラケーで携帯フラッシュが見ることが出来るようになってから、一番最初にフラッシュをコンテンツに取り入れた企業様と言えば、コカコーラ社だったと思います。
フルフラッシュで動的にガラケーサイトを作り込み、上手く動作してるところを見て驚いた記憶があります。

たったの10年やそこらで動画コンテンツのあり方が大きく変わってきました。
なので、YouTubeだけでなく、動画コンテンツについてはずっと見てきている気がしていまして、数年前から企業がチャンネルを持ち動画を展開していたことについては、物凄く興味のあるところでした。

ただ、YouTubeを活用した動画マーケティングは色々とフォローをしないと成り立たないマーケティングの手法なのかな、と思えたりします。
そんなことを色々考えるわけですが、そんな動画マーケティングに関して思うことと、ついでにおすすめの動画を紹介していきたいと思います。

動画マーケティングとコンテンツマーケティング

昨今、コンテンツマーケティングというキーワードが大流行りしています。
コンテンツをつくっていればユーザーの行動に影響を与え、自然と検索結果の上位に表示されたり、コンバージョン率が高くなりやすい傾向にあることを指し示すような、そんな意味合いを持つキーワードです。

動画マーケティングの手法に関しては、コンテンツに関しては十分ですが、他の要素について見劣りするところがありコンテンツマーケティングとは言いにくいところがあると思います。
動画に関する情報が不十分で、オフィシャルチャンネルの動画そのモノは検索結果に引っかかりにくいというところがあるためです。

例えば、以下で紹介しているグッとくる動画、基本的に「泣けるCM」や「感動 CM」で検索すれば出てきてもおかしくない動画です。
しかし、先述のキーワードで検索した時に出てくる動画は、そういう動画に関する情報を充当したアフィリエイターが作成した動画ページが出てきます。
検索結果に引っかかるだけがマーケティングではないことは分かりますが、それにしてもなかなか厳しいところです。
なので、この場合のマーケティング手法として適切な呼び方があるとすれば、「バイラルマーケティング」の方が正しくなるような気がしています。

コンテンツの内容が十分だと感じているのは、各企業様がお持ちになられている商品やサービスの解説動画よりも、グッとくる動画の再生回数の方がはるかに多いこと、そして、トヨタの車に乗ってない方でも見てしまう動画、パンパースに興味がなくても見てしまう動画、そういう意味あいでコンテンツは十分だと考えられるというところです。

なので、総じてSEMに関しては弱い領域なのかもしれません。
しかし、ここまでバイラルマーケティングの手法に特化出来る場合、SEMがダメであってもいいかもしれません。

しかし、動画の著作権や肖像権など、各企業様が持たれているはずなので、動画をコピーされて別のアカウントでアップされるのは削除の対象になるはずですが、バイラルを期待する以上、アフィリエイターは野放しになる感じなのでしょうか?
敢えて突っ込んではいけないところかもしれませんが、気になりました。^^;

効果検証や好感度調査など

動画マーケティングについては、従来のネット広告のように厳密な数字が取れるわけではありません。
ただ、ネット広告について言えば、そもそもワンクリックの価値や1PVの価値については常に賛否両論なので、厳密な数字だけに意味があるとは思いにくいところですが、とりあえずの指標という意味で言えば意味ある数字という感じで捉えてください。
なので、テレビCMと同様にかなり曖昧な側面を含んでいます。

とは言え、色々調査されているようです。
以下のページでは、電通さんや海外で行われた調査結果を引用してくれて、動画広告の平均的な効果を出しています。

何がどこまで正しいかは分かりませんが、ただ少なくとも、ぼく自身が動画コンテンツを広げている企業様のファンに近いという意味で言えば、効果を実感出来ているかもしれません(笑)

特に、コニカミノルタさん。
個人事業から法人化する前にコニカミノルタさんの動画を見てたら、間違いなくコピー機などはコニカミノルタさんになってたと思います(笑)

ということで、動画を紹介

YouTubeにアップされている企業のチャンネルと、その中からおすすめ的なそんな動画を紹介したいと思います。
こういう動画に関して、「CM動画なのに、あざといな・・・。」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まぁそう言わず純粋に動画を楽しみませんか?
何かのきっかけになるかもしれませんよ。

TOYOTA

アップされている動画の数が凄く多いチャンネルです。
話題豊富ですね。
心にグッとくる動画は数少ないですが、グッとくる動画をきっかけに車に対する見方が変わるかもしれないと思うと奥が深い感じがします。

ANA

おすすめしている動画はシリーズみたいな感じの構成になっていて、他に二つあります。
同じくグッとくるので是非見てみてください。
個人的に、遠くに出る旅行が好きではない・・・わけではないですが、わざわざ自分から行こうと思わない私ですが、”飛行機旅行っていいな”と思いました(笑)

メットライフ生命

このおすすめ動画はネット上でかなり反響のあった動画でした。
バイラルマーケティングの成功事例として考えても差し支えない案件だったように思います。

LINE Japan

このCMは、確かテレビでも広く扱われ広まったCMだったと思います。
一般ユーザーの体験を募って、それを動画化したというお話だったと思います。
凄いストーリーですね。
ITの特性を知っている企業ならではのCMだと思いました。

Pampers Japan

何気ない日常を振り返りたくなるような、そんなCMですね。
特に小さなお子様がいらっしゃる方々にとっては他人事ではないように思える内容です。

コニカミノルタ

コニカミノルタマンシリーズの動画は数本ですが、それ以外に社員様のインタビュー動画がアップされているなど、現場の方をクローズアップしたような動画が多いです。
動画に自社の社員様を出されているあたり、(きっと)社員様を誇っている企業なんだろうなぁ・・・というイメージを持ちました。

西友

西友さんの動画、実はつい先日に見つけたモノでした。
なんかいいですよね。
普段のスーパーではなかなかイメージ出来ない領域のことをイメージさせてくれるようなデキになっている動画だと思いました。
素敵ですね。

ライオン

ライオンさんの動画は基本的にグッとくるというよりは、現実的なCM色の強い動画が多いですね。
だけど、昼のCMで流れているような動画が多いので、見ると何となく安心感を憶えると言いますか、、、そんな感じがしました。

Panasonic

パナソニックの動画展開は多すぎるので、あまり見れてなかったりします。
また、専門職が強い動画が多いです。
これも一つの広げ方かな、、と思います。

東京ガス

東京ガスのCMは、本家チャンネルではあまりありませんが、ネットでは有名な話でして、「東京ガス CM」と検索して頂くとたくさん出てきます。
一つ一つのストーリーがしっかりしているので、見応えある動画になっています。
自分たちの日常がそうやってつくられているのかな?と思えるような感じがする動画です。

まとめ

動画マーケティングは基本的に他のマーケティングよりもコストがかかります(と思います)。
普通に考えて、LPを制作して広告を出稿して・・・と従来のネット広告のコストで比較すると、かなり高いモノになってしまいます。
テレビでコンテンツを制作することを考えれば破格(低コスト)かもしれませんが、それでも中小企業ではちょい厳しいモノがあると思われます。

なので、気軽に取り組めることではないかもしれませんが、動画コンテンツで商品やサービスに対する思い入れを伝えることが出来たり、誇りを持つことが出来ることを考えると、やはりあっさりと見限るようなことではないような気がしています。
弊社でも、どこか要所要所で取り組んでいきたいと常々思っていまして・・・。

今回、紹介させて頂いたYouTubeのチャンネルは大企業様ばかりになりましたが、中小企業様でも動画マーケティングを実践している企業様はたくさんあります。
動画制作会社様の制作実績ページを見て頂くと掲載されていることが多いので、何か参考になることがあるのではないでしょうか。
気になられた方は「動画制作 制作実績」で検索してみることをおすすめ致します。

執筆 : 清水 隼斗

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