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SEOのために出来ること・すべきこと2017

コラム

ここのところ、SEO関連でのアクセスがグッと増えて来ているせいか、「SEO無料相談」の件数が今までにないくらいに一番多い月になっています。
どのサイト様におかれましても、色々な問題を抱えられているようです。
当サイトよりも規模が大きくコンテンツがきっちりしてるサイト様から相談されても、なかなか返信が難しいと言いますか・・・。
でも、ヒアリングさせて頂くと、当サイトよりも「検索アナリティクス」のキーワード数が少ないなど、どこかに問題があるような状態です。
SEOには正解はありませんが、だからと言って仕入れた情報を真に受けて理解出来てないことを闇雲に取り組むのは間違えてるわけで・・・。
ということで、”SEOのために出来ること・すべきこと”を書き出してみようと思います。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

SEO/MEO情報に投稿したコラム記事

SEOのために出来ること・すべきこと2017

Google Analytics「検索アナリティクス」イメージ
SEOのために出来ること・すべきこと
SEOのために!?

こんなことを書くと、バッシングされそうな気がしますが、敢えて勇気を出していきたいと思います。

SEOのために出来ること・すべきことって何でしょうね?と言うと、誤解を受けてしまいそうな気がします。
ユーザーのために出来ること・すべきことの間違いでしょ?と言われてしまいそうな・・・。

当サイトの検索順位話で申し訳ないんですが、「SEO 大阪」で突然10位以内に戻って来ました。
決してネガティブなことはないのでいいんですが、「SEO 大阪」で順位をあげるための施策は行なっておりません。
それよりも、各コンテンツに狙いを持たせているため、「SEO 大阪」は優先順位の高いのキーワードではありません。

「SEO 大阪」で検索順位が上がるような施策はしていませんが、どの記事も楽しんで読んでもらい何かしらヒントを得て頂いたり、弊社をパートナーとして選んで頂けるように最大限の配慮はしています。
これがつまり、SEOということなんでしょうか?

あと、弊社のお話ではないんですが、京都に本社が所在している株式会社ウェブライダー社のホームページの検索結果がかなり凄い状態です。
弊社のサイトにアクセスされている方ならウェブライダー社のことをご存知のことだと思いますので細かい説明は致しませんが、国内でも有数と言っても過言ではないWEBマーケティングサービス展開をされているWEBマーケティング企業です。

「SEO 京都」で検索すると、このウェブライダー社が1位で表示されます。
それだけならいいんですが、ウェブライダー社のサイトのタイトルや主要なところには「SEO」というキーワードがほぼ入っていません。
また、スニペットの部分にほとんど「SEO」と表示されていないんです。
”こんなのアリ!?”と思わざるを得ない程、凄い結果なんですね。

「SEO 京都」で検索した時の検索結果

おまけに、「SEO 京都に関連する検索キーワード」という欄を見ると、ウェブライダー社と社長である松尾氏の情報で埋まっています。
凄い・・・。
最早、京都のSEO会社は松尾さんが牛耳ってるかの勢いです(のように見受けました。^^;)。

「SEO 京都に関連する検索キーワード」の一覧

ウェブライダー社は社長の松尾氏が個性的な方でして、グループサイトも個性的で魅力を発揮しまくっているサイトです。
コンテンツマーケティングで成功していると言っても過言ではないサイト運営です。
ウェブライダー社の関わるサイトはどれを見ても面白いので、ユーザーのためでなくてもユーザーのためになっている感じです。

因みにですが、弊社のサイトも・・・と言うとアレですが、コンテンツの主要部分には「大阪」と記載していません。
住所表記の箇所だけです。
この辺りの判断はGoogle様にお任せしているので、これからもサイト内の主要箇所に「大阪」と入れることはないと思います。

弊社の話はイイとして、、、つまりSEOとはそういうことなのかな、、、とそんなことを考えています。
勿論、サイトの構成・構造などなかなか日の目を見ない技術要素も満載な(ウェブライダー社)サイトなので、一言にコンテンツSEOと言い切るのは軽率ですが、内部構成や構造に関わる技術とコンテンツでSEOの勝負をしてるというところだと見受けています。

そんな諸々を分かっていても、ウェブライダー社と同じようにサイト運営が出来る程に簡単なことではありません。
誰もがウェブライダー社と同じようにコンテンツを作ることが出来るわけがありません。

しかし、どのような方でも、ウェブライダー社のコンテンツに負けないくらいのコンテンツはお持ちなんじゃないんかな?と考えています。

ということで、いきなりしっかりしたコンテンツを作ることは出来なくても、ちょっとずつ何かを改善することが出来るようなヒントみたいなシナリオを書き出したいと思います。
ちょっとしたところから着手することで、何かしら変化を出すことが出来るため、まずはちょっとしたことから始めることが大きな一歩になると思います。

WEBサイト運営あるあるとヒント集
システムがあってコンテンツの追加が出来ない。

サイトの多くは一度システムで構築されると、そのシステムが管理する範囲を超えたコンテンツを増やすことは基本的には出来ません。
システムが管理しないコンテンツ枠を自分たちでつくる必要が出てきます。

  • サブドメインで運用出来るコンテンツを探す。
  • システムが干渉しないディレクトリや領域を作成し、そこで静的にコンテンツだけを増やすようにする。
  • 既存コンテンツのボリュームを増やす。

既存サイトのコンテンツを増やしたいと考えた時にすぐに取れる手段はおよそ上述の3パターンではないでしょうか。

最も手間がかからず最短で取り組めるのは既存コンテンツのボリュームを増やすというところです。
コンテンツにもよりますが、コンテンツのセクション(小見出しとその内容)をつくり、増やすというところです。

既にコンテンツが出来上がっていると、そのイメージの延長線上でコンテンツを考えがちですが、それは全く考えずどのような状態であれ、新しくコンテンツを構築するイメージでコンテンツを追加すべきです。
それは何も、既存コンテンツのボリュームを増やすというケースだけではなく、サブドメインやシステムが干渉しない領域でのコンテンツ追加でも同じくです。

この時、コンテンツの設計を見直す必要が出てくるかもしれませんが、既存コンテンツでは足りてないと思われる情報を補完していく感じです。
既存コンテンツに情報を補完していくと、また新しい姿をしたコンテンツに変形していきます。
このプロセス経験と成功体験があると、既存サイトのコンテンツの大半を修正することが出来るようになるので、是非とも一度でも成功してみて頂きたく思う施策です。

サイトのページ数が1,000くらいあってどのページからリライトすればいいかわからない。

サイト内のページ数が多すぎてどこから着手していいか分からない場合は以下のような考え方で取り組み始めるのがベターなところだと、経験上考えます。
どのページを修正するか、、、というところが重要なのではなく、一度でも決めた方針で進めたなら結果が出るまでその方針を貫くことが大切だと考えます。

  • Google Analytics、Search Consoleを見て、現状アクセスされてないキーワードの記事ページから修正を開始する。
  • Google Analytics、Search Consoleを見て、まだアクセスが見込めるキーワードのコンテンツがあるから、幅を広げるためにも少しでもアクセスがあるキーワードに関するページを修正しよう。

既にアクセスあるページを改修して更にアクセスを増やす見込みを立てるもよし、全くアクセスないページを手厚く改修して新規アクセスの見込みを立てるもよし、兎に角、一度でも決めたらそのまま進むことが重要です。

1,000ページもあれば、1ページ5セッション増やす努力するだけで、1年作業すればだいぶアクセスが増えてくることと思います。
ちょっと作業をした程度では結果は出ません。
物理的な考え方で言えば、500byteのコンテンツ量が600byteのコンテンツ量になっても大差はありません。
なので、もっと差分が出た時に大きな変動と言っても過言ではないくらいにコンテンツページを改修して見てください。

前項「システムがあってコンテンツの追加が出来ない。」の最後の部分と被りますが、コンテンツや記事の修正が一度でもうまくいけば、調子に乗ることが出来ます。
成功体験が次の作業を成功に導いてくれる感じです。
一度でも要領を得ると次に繋がりやすい作業です。
最初は面倒でも、何度も何度も記事ページを読み返して頂き、足りない情報を補完する作業を極めて頂きたく思います。

メタディスクリプションやタイトルってどうやって決めたらいい?

タイトルやメタディスクリプションには、重要なキーワードを前に入れて、タイトルなら30文字前後、メタディスクリプションなら130文字前後で・・・というようなルール(?)があります。
しかし、最近は重要なキーワードを詰めることの重要性が薄れてきたように見受けています。

大きくは以下の傾向を守ることの方が重要な気がすることが多いです。

  • クリックすることに反発を産まないような言葉で。過剰な書き方をすると何とも信頼しにくい状態でアクセスすることになる。広告色が強いとクリック率に影響しているように感じます。
  • 文字数が少なすぎるよりは多い方がいい。ただ、一度決めたら簡単に修正はしない方が好ましい。

あとは、自由に決めてもいいかな、と考えます。
というのも、タイトルやメタディスクリプションが順位決定に及ぼす影響度合いが最近はそこまで重要ではないように思うからです。
ウェブライダー社の件もそうですし、弊社でもそうですし、サイトの内部やグループコンテンツに拘ることで幾らでもフォロー出来てしまいます。
とは言え、クリック率が高いことに越したことはないので、あとは、各々、ノウハウやコンテンツに応じて適宜タイトルやメタディスクリプションを構成するといいと思います。

動的にページを吐き出しているせいで重複ページが多くなった。

コンテンツページを動的に出力する時、最も気をつけなければいけないことです。
動的に出力するコンテンツ部分が少なくなり、キーワードの出し分けでコンテンツ部分を構成すると、コンテンツページは重複コンテンツばかりになってしまいます。

この場合、動的に出力している重複コンテンツの中に、ユニークなコンテンツを入れていく必要があります。

動的なコンテンツをセンター部分に吐き出す時、ヘッダーコンテンツ、サイドコンテンツ、フッターコンテンツの部分は全ページで重複することになります。
センターコンテンツの部分だけが重複しない情報です。
この時、コンテンツもそうですし、タイトルもそうですし、メタディスクリプションも、特定キーワードだけを出し分けている状態になると、コンテンツのあり方としては最低な状態に近いと認識すべき状態です。

コンテンツページはほぼ重複状態です。
これでは、検索エンジン上で嬉しい状態になることはありません。
このような時は、以下の対応をとることがまずはベターかなと思います。

  • 動的なコンテンツ領域に、キーワードの出し分け以外のユニークコンテンツを入れていく。時間がかかってもユニークコンテンツをセンターコンテンツ内に入れなければページの評価にならない。
  • 動的なコンテンツを吐き出すコンテンツページ全てに「 noindex / nofollow 」を入れて、動的コンテンツページにクローラーが回らないようにする。それ以外のところに新たにコンテンツ領域を制作する。

動的に出しているコンテンツ部分が重複しているとは言え、タウンページみたいな電話番号の部分と業者名の部分だけが入れ替わるだけで、類似したコンテンツに重要な意味を持つコンテンツも世の中には存在します。
ですので、動的に出していうるコンテンツページが多いことが必ずしも悪ではないと思いますので、コンテンツページを上手く残して新たに検索結果に引っかかってもおかしくないコンテンツを作ることが重要になると考えます。

サイト内部の改善ってどうすればいい?htmlやcssを改善することができるの?

”サイト内部の改善”の一言では意味が広すぎるため、何のことかよく分からないと思います。
ということで、そういう場合は、構造的な問題なのか、コンテンツの中身の問題なのかを分けて考えるべきだと考えます。

まず、サイト内構成や構造に問題がありそうな時にありそうな現象を書いてみたいと思います。

  • 奥の階層にあたる3階層目のページが検索結果に引っかからない。
  • Search Consoleの「検索アナリティクス」のキーワードの数が増えない。
  • サイトを更新してもGoogleの検索結果がなかなか変わらない。
  • 変なページ(URLがおかしいページ)がインデックスされている。

サイトの構成や構造に問題がある場合、クローラーがクローリングを正常に出来ないなどあるため、期待したい検索結果にはなりません。

そして、次にコンテンツの中身に問題がありそうな時にありそうな現象を書いてみたいと思います。

  • ミドルキーワードもビッグキーワードもどちらも引っかからない。
  • スニペットの画面で、タイトルもメタディスクリプションも、規定のタグ内に書いた内容が反映されていない。

などでしょうか。
サイト改善はそれぞれの要素を見て分かる方が見ないとかなり厳しいお話になってしまいます。

何が悪いか分からない場合、とりあえず、htmlソースやcssの軽量化のようなことから始められるのはいかがでしょうか。
所謂、ミニファイ化(minify化)です。
最近、ページの表示速度の問題が大きく取りざたされています。
そのため、無駄なコーディング記述は調整するべきだと思われます。

あと、その中で、文章やコンテンツの塊の流れに違和感がないかどうかをチェックされるといいのではないでしょうか。
例えば、「ワンピース」の話と「北斗の拳」の話を一緒に書いたサイトを「ワンピース」というキーワードで引っ掛けるのは至難の業です。
「ワンピース」というキーワードでサイトを引っ掛けたいのであれば、「ワンピース」の話に徹するべきです。
つまり、専門性であったり、話の流れが自然になるように改善するべきことだと考えます。

他、「.xml」という拡張子で、ページのURL一覧を記載した「sitemap.xml」ファイルを作成したり、AMPページを作成したり、rss情報を配信したり、バックグランドで動くであろう技術的なことはたくさんあります。
このあたりのことは、それぞれ適宜調べて対応していく必要があるわけですが、出来ることがほぼない・・・ということはほぼないはずですので、色々調べて理解して状況を確認してみるようにしましょうね。

公開出来る情報が少ないんだけど、どうすればいい?

そういう場合、そもそも専門性のあることが書けないサイトだと思われます。
であれば、機密性のあるコンテンツを作ることが出来ないことに目を向けず、社内のことや経営者のことや会社の沿革など、機密性がない情報にスポットを当てるべきです。

製品の細かいことや実績の細かい情報を出すことが出来ないからと言ってコンテンツが少ないと言うのは、ちょっと話が違うと思っています。
なので、そういう時は細かいヒアリングをさせて頂くようにしてるんですが、大概、”やる気の問題・・・。”という感じがしています。

ですので、SEOをしたいと言っている人が”やる気の問題”で片づけてもおかしくないことをしている時点でかなり厳しい状況です。
まずは、一つ一つ、細かい情報を整理すべきかなと考えます。

そうしたら、製品以外の情報でも、自社の強みや取り組みを対外的にアピールできるコンテンツが出来てくるので、製品情報の詳細を公開できないとしてもあきらめるべきではないと考えます。
まずは、情報を整理していくことからはじめましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
同じような症状になられている方もいらっしゃったのではないでしょうか。

これらの症状に陥っていると、これらの症状を改善することも大変ですが、それらの改善や改修の大変さやその重要性が浸透しきれないことが多く、それが問題なのかなと思います。

「もう今のサイトでいいじゃん。」
「もうちょっと手間がかからない方法ってないかな?」
「そんなに時間をかけたくないんだよ。」

上述のようにおっしゃられる方が多いように見受けています。
しかし、ちょっとした改善を避けてリニューアルしても、また同じような症状に陥りやすいように見受けています。

デザイン会社や広告代理店が保守費用をもらいながらコンテンツをコントロールされていて運用されているサイトは計画的なことが多いですが、平素の保守を自社(所謂、素人)で済ませている企業様は、その辺りの設計に計画性がないことが多いように思います。
いや、これは私が見ている範囲のことだけかもしれませんし、全体の比率で言えば弊社の言う症状に陥っているサイト様は少ないかもしれません、正直、そこのところは私の実感値です。

もし、平素のコンテンツや運用のコントロールが出来てないとお嘆きの方がいらっしゃるようでしたら、まずは小さいところから時間をかけてでも改修すべきだと思います。
その先にはまた新しい改善された領域が出てきてアクセス解析の数字も改善すると思います。
ぜひ、試してみてくださいね。

手前味噌であれですが、弊社はこういうところが最も得意です。(ノ≧ڡ≦)

執筆 : 清水 隼斗

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