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動画撮影をする前に確認すべきポイント、動画撮影をした後に確認すべきポイント

コラム

今回は、動画を撮影する際に、カメラの設定など、事前に確認すべきポイントを挙げてみようと思います。
若しくは、撮影後、確認するポイントも挙げてみようと思います。
撮影後、意外と困ってしまうポイントは多く、撮影後に使いにくい素材になってしまった・・・となることも珍しくありません。
特に、撮影は自社で行い、編集を外注に出される企業が徐々に増えつつある昨今ですので、出来上がりのイメージと実際のモノに開きがあるとポジティブになれません。
ということで、ちょっとしたポイントですので、是非、ご確認くださいませ。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

YouTube/動画 Chipsに投稿したコラム記事

動画撮影をする前に確認すべきポイント、動画撮影をした後に確認すべきポイント

確認すべきポイントについて

ここのところ、動画制作関連の作業やご依頼が増えてきました。
多くの企業のあり方として、「動画撮影は自社で出来たけど、編集が出来ない・・・。」という状況が多い状況です。
若しくは、「自社でYouTube運用をしたいけど、編集が難しい。」という状況の企業が増えたなぁというような感じです。

私の感覚ではありますが、若い方からそこそこの年配の方まで、多くの方々がYouTubeを見られています。
スマホを持っている人の大半はYouTubeを見られている感じです。
正確なアンケートなどはなくてもほぼ間違いないかなと思います。
しかし、実際にYouTubeの動画を出して運用やPRしている人や企業はまだまだ少ないような状況で、自分毎としてYouTubeの動画を運用することを考えられている人や企業はまだ少ないかなと感じています。

ということで、今一歩踏み出せない方々にとって、少しでも参考になるかな?と感じていることを書き出していこうと思います。
題して「動画撮影する前に確認すべきポイント」と「動画撮影した後に確認すべきポイント」という感じでいこうと思います。

動画撮影する前に確認すべきポイント
カメラの解像度

カメラの解像度の設定をまずは確認しましょう。
最低でも、フルHD、1920×1080の解像度のあるカメラで撮影を行いましょう。

フルHDを下回る解像度のカメラで撮影をすると、書き出しを行いYouTubeにアップしたり、実際にパソコンで閲覧すると、思いの外、荒い動画になってしまいます。
他の動画と並ぶYouTubeの場合、結構辛い状況になりやすいので、ご注意くださいませ。

ただし、企業の動画って、様々な用途がありますよね。
ですので、チャンネル登録者数を増やしたりすることが目的でない場合は、特に問題はないかもしれません。
商品の使い方紹介などは、画質が少々劣っていても、十分に目をつぶれるケースはあるかなと思います。

逆に4Kのような解像度にする必要もないのが現実かなと思います。
2.7K、4K、8Kで撮影しても、データ量が肥大化するだけの可能性がとても高いです。
実際、YouTubeで4Kで閲覧することが可能なユーザー割合は、まだ1割いるかいないかくらいの割合です。
そもそも、閲覧デバイス自体が、そこまでハイスペックではないというのが現状なんですね。
もちろん、編集するパソコンのスペックについても同じくで、Macのハイスペックパソコン(ノート含む)でようやく編集が出来るくらいのモノになります。
(すみません、閲覧デバイス・4K編集パソコンの数字については、数年前のデータを見てるので、ひょっとすると今は少し変わったかもしれません。)

YouTubeでは、4Kで表示されている動画がありますが、実際には、閲覧デバイスにあわせて動画データを処理していますので、4K表示がされていても、4KではなくフルHDで再生されている可能性が高いです。
そのあたりは、閲覧デバイスをご確認ください。

ともあれ、解像度くらいは知って撮影をするようにしましょう。

カメラのレンズ

昨今のカメラは魚眼レンズ機能がついていたり、広角機能がついていたりします。
普通の動画が撮りたいのに、魚眼レンズになったりすると見難くなることがあります。
また、その逆もしかりで、魚眼で撮りたかった風景画像をそのまま撮ってしまい・・・ということも珍しくありません。

多数の撮影パターンを増やすということであれば、どのようなレンズ設定でもいいとは思いますが、レンズ設定を分からずに撮影するのはナンセンスかなと思います。
事前に確認するようにいたしましょう。

電池の充電

ハイスペックカメラは、電源から電源を取らずにバッテリーで連続撮影すると、思いの外、バッテリーの持ちが悪いです。
そのため、1時間と掛からずにバッテリーが切れてしまうことも珍しくありません。

そのため、バッテリーは最低3つくらいは用意をした方がいいかもしれません。
モバイルバッテリーも用意をして、バッテリーを充電しながらバッテリーを回すということもありかもしれません。

基本、外に出ての撮影や動きながらの撮影は、短時間勝負でないと厳しいので、そのつもりで挑むくらいがいいのかもしれません。

マイクの感度

マイクがきっちり音を拾える状況かどうかは、撮影前に確認しましょう。
カメラによってはマイクが弱いカメラもあります。

声がこもって聞こえたり、雑音が多すぎたり、ちょっとしたノイズが多かったり、色々あるんですね。
安定するマイクを選び、別で用意するのも一つです。

どうしてもマイクが用意できず音の品質に問題がある場合は、動画の音はBGMにしてしまい、声や音を撮る必要がないようにすることも検討するのも一つかもしれません。

照明や明るさや影

どこで撮影するにしても、明るさの確認も忘れないようにしましょう。
天気が晴れてない日に外で撮影すると、思いの外、暗いです。

室内で撮るにしても、部屋の電気だけでは色々辛いです。
LED照明を用意するに越したことはありません。

編集ソフトで頑張って明るくするにしても限界はありますので、最近は照明も安くてそこそこのスペックの照明が増えてきました。
中華製と言われる照明製品でも、割としっかりしている照明も多いです。
当たり外れがあるかもしれませんが、5年前の製品と比べても全然違います。
驚く程の変化があります。

ですので、まずはお試しで照明を一つだけ用意してみて・・・という感じでも構わないので、明るさのチェックはするようにしましょう。

手ブレ補正

手振れ補正の確認もするようにしましょう。

例えばですが、三脚に固定して撮影する時は、手ブレ補正は不要かなと思いますが、手持ちで外で撮影する時は、手振れ補正が必要ですね。
手振れ補正によって画質に影響するカメラもありますので、シーンによって変えていく必要があると思いますので、要注意してください。

動画撮影した後に確認すべきポイント
音がきっちり入ってるか?

重要部分だけでも音は確認するようにしましょう。

機械音やノイズ、編集ソフトで編集は可能ですが、機械音は限界があり、絶対に残ります。
機械音が入ってたりすると、今後も続く可能性があるので、マイク自体を見直さなければいけないかもしれません。

解像度やレンズ設定は問題ないか?

見たまんまですね。
映像の見え方に問題があるかどうかの確認をしましょう。

もし、気になることがありましたら、再度、確認の上、撮影しなおしましょう。

暗すぎないか?

明らかに暗くて、それが許せないならば、撮影しなおしましょう。
暗くても、編集ソフトで多少は明るく出来るんですが・・・。

照明を用意すれば解決できる問題もありますので、撮影している状況などを確認して、問題を解決するようにしましょう。

データの保存について

地味に、この問題は大きな問題です。
ハイスペックカメラで撮影したデータはフルHD動画のデータでも、1GBや2GBは当たり前のようにあります。

弊社では、案件ごとにTB(テラバイト)単位で外付けを購入して動画データを管理しています。
クラウドにアップするにしても限界がありますので、こればかりは外付けに保存しています。
(太い回線が用意できたりして、クラウドにアップしたり、クラウドからダウンすることが問題ないようでしたら、クラウドでも問題はございません。)

4K動画となると、フルHDの3倍くらいは容量があるので、データを移動したり再生や編集をするだけでも倍くらいの時間がかかってきます。
全体の1割くらいのユーザーが見るかどうかの動画のために、そこまでの容量のデータをあれこれするのは非効率ですね。

ですので、まずは、フルHDのデータをそこそこ保存できる環境を用意して、動画編集にもっていけるようにしましょう。
外注するにしても、自社完結するにしても、元のデータがどこにあるか分からないでは、色々厳しいですよね。
そして、保存期限を決めておけば、データが肥大化しても、ある程度は解決できるので、そのような感じでデータ運用してくださいね。

まとめ

という感じですが、いかがでしたでしょうか?
最初から分かっていれば、大した問題ではなかったのに・・・ということが多いポイントになっているなかなと思います。

そもそも、慣れがないうちは、何度でも撮り直すくらいの覚悟がいるかもしれません。
それにしても、チェックポイントを全員で共有できれば便利っちゃ便利ですよね。

ということで、カメラはあるけど、これからどうやって動画を撮っていこうか・・・という方の参考になりましたら幸いです。

執筆 : 清水 隼斗

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