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2017年2月に入ってからの順位変動と対策

コラム

2017年2月に入ってから、Googleのオフィシャルなアナウンスを含め3度ほどの変動が出ているように見受けています。
1度目は「低品質なコンテンツと高品質なコンテンツ」に書いた記事のアップデート、2度目は2月10日(金)頃〜のアナウンスなしの変動、3度目は2月17日(金)頃〜のアナウスなしの変動です。
厳密には2度目と3度目は続いている変動なのかもしれません。
やはりGoogleの変動が大きくなればなるほどに、弊社へのお問い合わせも比例・・・という感じではありませんが、やはり弊社へのご連絡が増えるため、色々気になる順位変動だったりします。
ということで、ここのところの動きを、Twitterにアップされている呟きをピックアップし、検索変動ハイライトな記事にしてみようと思います。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

SEO/MEO情報に投稿したコラム記事

2017年2月に入ってからの順位変動と対策

どう捉えていいか分からない順位変動
検索順位変動の状況

2017年2月に入ってからだいぶと検索順位の変動が起きているようです。
弊社のクライアントさんにおいても、一部のクライアントさんで同じような状況が発生しています。

以下のような日に検索順位が動いていたようです。

  • 2月3日(金)、Googleからアナウンスがあった変動
    低品質なコンテンツと高品質なコンテンツ」に考察しています。
  • 2月10日(金)、オフィシャルなアナウンスはありませんでした。
  • 2月17日(金)、オフィシャルなアナウンスはありませんでした。

その時の状況を表すようなTwitterのツイートを無差別にピックアップして見ました。

2月3日(金)前後の呟き

なかなかシビアな感じの呟きが多い感じがします。

2月10日(金)前後の呟き

はてなドメインに関する言及がありました。
何がどうなっているのやら・・・という感じがします。

2月17日(金)前後の呟き

3度目の順位変動はその前からの流れかもしれませんね。
ただ、やはり要所要所(ここでの要所は”週末の金曜”)で大きな変動が出ているようです。

突然起こる順位変動への準備って何をすればいい?
情報の選別について、念のため。

ということで、2月に入ってからの変動が分かるようなツイートをTwitterから無作為に選んでピックアップしてみました。
もちろん、順位変動を感じるようなツイートは上記のツイートだけではなく、これらに似たようなツイートは多いと感じました。

本コラムにアップするこのような情報は基本的にクライアントさんとも情報共有の意味を込めているため、偏った情報だけを掲載するようなことはしたくないと考えています。
ですので、SEO業界の有名人だけのツイートを取り上げたり、ポジショントークになるようなツイートは出来るだけ避けてピックアップしています。
ただ、微妙な情報で正確性を求めたい時は出来る限り情報の信頼性が高いと感じた情報をピックアップするようにしたいと考えています。

順位変動の特徴?

当サイトは順位の変動に巻き込まれているとは思いにくい状況なので、Google Analyticsの数字に大きな変化はありませんでした。
ということで、巻き込まれたであろうサイトに目星をつけて色々見てました。

コーポレートサイト系・・・という表現が正しいかどうかはわかりませんが、静的なページ(領域)が多く、管理が行き届いているサイトに関しては順位が上昇傾向にあるように見受けました。
システム依存度の高いサイトは順位変動に巻き込まれているケースが多いと見受けました。

例えば、はてなサービスの検索順位の変動が大きいように書かれている記事がありましたが、管理システムがあってユーザーがコンテンツを構成しているという感じになっているので、システム依存度が非常に高いサイトという位置づけにしています。
逆に、コーポレートサイト系というのは、静的な領域が多く、ページ数もあまり多くなく話題がまとまっており、また、見えないところでエラーを吐いているという領域も少ないサイトを、システム依存度の低いサイトという位置づけにしています。

また、過去に被リンク施策を行なっていたサイトに関しては過去の順位に戻った(戻ったのではなく、改めて過去のリンク評価を受けたかも?)というケースも見受けています。
Search Consoleの「サイトへのリンク」を見ても、色々と動いているようで、今の現段階ではすぐに被リンクを追求するのは難しいように見受けています。

ちなみに、検索順位に変動が出ているこの期間、Search Consoleの”AMPページのインデックス”と”サイトへのリンク”の箇所でも動きがあるように見受けています。
何か関係があるのかな?と思いたくなるような、そんな感じです。

で、どう備えればいいかな?

弊社の事例になりますが、2017年に入ってから順位を大幅に上げた事例がありまして、以下のような施策を行い、検索順位が劇的に変わったということが1月〜2月にかけて多数ありました。

  • (静的・動的問わず)エラーを吐いているページを削除。
    コンテンツが成り立ってないエラーページを削除や、システムがエラーを吐いている場合はエラーページを改善。
    場合によってはrobot.txtで制御する。
  • クローラーにクローリングされてないと思って放置している過去ページやテストページなどの削除。
  • 無駄にキーワードを意識しまくってるページを簡潔に修正。
  • 各種SNSに掲載される情報を、選別してアップする内容にルールを設けて遵守。
  • sitemap.xmlに掲載するURLの整理。
    システムで出力している場合、あまりに枝になりすぎるページは出力を制御する。
    場合によってはrobot.txtで制御する。

凡そどこのSEO業者でもやりそうなことだと思ってましたが、以外にそうでもないようで、昨年末以降(2016年10月以降)に頂いた新規のお仕事でこれらのことをやって年明けになって順位が激しく変わったという事例が多く出ています。

どの対応が効いたのかは分かりませんし、仮に効果が出た施策を特定してそれだけを頑張っても意味はないと思いますが、まずはこういう目の行き届きにくいところは対策すべきところだと見受けています。
(言い方は悪いかもしれませんが)大して大きくないサイトでも順位変動が出ている場合、このようなところは手のつけやすいところかと思いますので、是非見て頂きたく思います。

テスト環境では色々なファイルがあっても大丈夫だと思いますが、本番環境には間違ってもテスト環境のようなファイルは置くべきではありませんし、エラーの吐き出しを無視するのは宜しくありません。
Googleは知らず知らずのうちに、目についてなかったURLにアクセスするということはしょっちゅうあることですので、常に配慮しておきたいところです。

他、キーワードを意識しまくったが故に、コンテンツを形成する文章や画像や、それらの塊となる情報に偏りが出ていたということがあったかもしれません。
出来るだけ簡潔に、分かりやすく、検索キーワードに対して何を期待した検索なのかを考え、コンテンツを構成したいかもしれません。

例えば、「ATM」というキーワードをPCで検索する人とスマホで検索する人の違いを考える・・・というようなポイントを書き出してみると、見えてくるモノがあると考えています。
こんなことをマジマジと今更言うのもアレですが、そういうコンテンツに対して、検索順位はモロに反応しているように見受けています。
最近、”検索意図”というキーワードを業界情報でよく見かけますが、大袈裟ではなく、本当に何か意味あるような感じがしています。

サイトのあり方とユーザー行動(Googleが取得可能な範囲のデータ)で、色々決められていってるというのは、きっと本当のことなんだろうなぁと感じていますので、このあたりはホットトピックとして考えたいところです。

まとめ

対策になっているのかなっていないのか、よく分からない書き方になってしまったかもしれませんが、これらのことを諸々考えています。
と言っても、まだ毎日変動が出ているようにも見受けていますので、これらの要因についてはずっと調査中みたいな状況でして、物凄く正確性に欠ける情報になっているかもしれません(汗)

ただ、先述の通り、出来る限りフェアな情報共有を行い、出来る限り成果に結びつけたいのは弊社としても絶対のところだと考えてますので、まずは書き出すことにした次第です。
まだ不明確な段階で情報を配信するのは好ましくないかもしれません、そこのところは(一応)踏まえています(と思います)。
が、”(弊社の)SEO情報記事に期待して頂いている”と感じることが多くなってきたものでして・・・。

そんな感じですので、引き続き、検索の動向を追い、改めて修正記事を出したり、更新記事を出したりすると思います。
気になるようなことがございましたら、ご連絡をお願い致します。

執筆 : 清水 隼斗

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