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データハイライター(Search Console)の使い方

コラム

先だって、構造化データのマークアップについての記事を書きました。
構造化データのマークアップに似たスニペットを出現させることが出来るツールとして、データハイライターというツールがあります。
データハイライターはSearch Consoleからアクセスすることが出来るツールでして、どのようなサイトでも利用することができます。
ただ、少し難しい感があったりするので、本稿ではデータハイライターの使い方を解説したいと思います。
と言うのも、先日記事に書いた構造化データのマークアップについて、あの記事がきっかけで少し話をする機会を頂いたので、それ繋がりで・・・という感じだったりします。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

SEO/MEO情報に投稿したコラム記事

データハイライター(Search Console)の使い方

データハイライターって何?
リッチスニペットをつくることが出来るツール

先だって書きました「構造化データのマークアップ」はリッチスニペットを構成するために、HTML中にタグを埋め込みデータを構造化するというモノでした。
そのため、自サイトのソース中に構造化するデータのタグを書き込まなければいけませんでした。

本稿で紹介するデータハイライターはよく似た性質を持つリッチスニペットを構成する類のツールです。
というのも、自サイトのソースに書き込む必要がないツールでして、Search Consoleからアクセスし、データハイライターの中で完結させることができます。

これが上手くいくと下図のような状態になります。

ここで問題です。
上図の検索結果を出すために検索したキーワードは何でしょう?

検索エンジンクイズ・初級編というところでしょうか。笑
答えはaltに書きましたので、そっちを見てみてください。

当記事は、ITに疎い方にも記事を見てチェック(?)して頂いています。
その方々が分かる問題かどうかの判別をしたいな・・・と思った次第でして・・・。

冗談はさておき。

上図のような感じで記事がリストアップされている感じになりますと、見栄えがいいですよね。
ページの種類(?)によって組み方が変わってくる感じですが、およそ普通のページであれば大抵出来ると思います。
順を追って説明していきたいと思います。

データハイライターの使い方(トリセツ)
Search Consoleからデータハイライターにアクセス

データハイライターにアクセスをすると、リッチスニペットの種類の紹介や、データハイライターに関する説明の動画などがあります。
このページ自体にはあまり意味はないので、「ハイライト表示を開始」をクリックしてください。

掲載されているYouTubeの動画は、文字通りイントロダクションですので、さらっと見てもらうといいかもしれません。

URLとページの種類を選択

ここでURLを入力し、そのURL(ページ)のコンテンツの種類を選択します。
ページのコンテンツの種類によって、情報のタグ付け的な、紐づけるデータが変わります。
また、そのページだけをタグ付けするのか、類似したページ(ページの構成が同じテンプレート状態のページ)がある場合に類似したページもタグ付けをするのか、選択することができます。

当サイトの例ですが、当サイトの場合はURLの欄にコラムのURLを入れ、コンテンツのタイプで「記事」を選びました。
ですので、これから出てくるサンプルは全てそれに則った内容になっています。

サンプルでは上手くデータをまとめてもらったこともあり、上手くコラムの記事ページだけをハイライトしてもらっていた感じでした。

間違えた選択をしてしまうと・・・

因みにですが、トップページのURLを記載し、「記事」を選択するなどして、サイトの構造的にコンテンツ的にマッチ(類似)しないコンテンツでグ付けしようとすると、下図のように、構造が類似せず、コンテンツが一致しないページが勝手に選択されることになります。

下図は、トップページのコラム一覧部分です。

下図は、自動で拾ってこられた類似したページ一覧です。
言い方が悪くなりますが、配慮すべきページが拾われたわけではありませんね。
データの紐付け失敗です。

正しい記述と選択

先述の通りですが、上手くページをリストアップしてもらうために、当サイトの場合ですと、「コラム記事のURL」と「記事」という内容が正しい内容です。
下図のようにコラム記事からデータをハイライトすることで、類似した構造のコラム記事ページがたくさんリストアップされるようになります。

上図のように、上手くタグ付けも出来るので綺麗にデータを紐づけることができます。

類似した構造のページが自動で抽出されます

そうしますと、下図のようにたくさんのページが紐づけられます。
この時、URLの形式が以下の通りになります。

  • https://www.oosaka-web.jp/column/*/*/

因みにですが、トップページのURLを記述した時は以下のような感じでした。
正規表現やURLの構造階層はやはり自然な流れであるべくしてあるような形式が好ましいのではないでしょうか、そんな感じに見受けています。

類似したページのコンテンツ要素をセッティング

前項でタグを付けるページの設定ができて、次の項目では類似したページの中でタグ付けを行います。
類似したページやコンテンツが正しい状態の内容になっているかの確認作業でもあります。

この項目では、複数ページのタグ付けを行う必要があります。

次のサンプルページのタグ付けです。

そのまた次のサンプルページのタグ付けです。

そんな感じで、サンプルページのタグ付け終了です。

リストアップされてセッティングしたページの一覧

各ページのタグ付けが終了しましたら、公開されているページの一覧が出てきます。
この時、右上に「非公開」ボタンがありますので、そこをクリックすると非公開状態になります。
公開した状態であったとしても必ず検索結果に表示されるわけではありません。
また、どのようなキーワードでリストアップされるかも分かりません。

確認事項の確認ができたり修正が完了したら、図中の矢印をクリックすると設定したページセット一覧に遷移します。

ステータスや詳細の確認

ページセット一覧です。
ここでステータスやページなどの確認を行うようにしましょう。

前項では触れませんでしたが、自動で抽出されるページ以外にも、自分自身でページセットを設定することも出来ますので、「類似した構造のページが自動で抽出されます」の項で、「カスタム - 自分のページセットを作成」にチェックを入れページセットを作成することが出来ます。
パターン別にページセットを作成するのが理想っぽいですね。

例えば、コラムの中の「SEO」でページセットを一つ、「SEOの基礎知識」でページセットを一つ、「SEO対策サービス」でページセットを一つ、当サイトであればこのような感じでページセットをつくるのが理想っぽい感じがしています。
これらの場合、自分自身でページセットをつくるといいでしょう。

まとめ

データハイライターについて、以上です。
長くなってしまいました。

コンテンツのタイプには複数の概念があり、データハイライターはそれらをコントロールすることが出来るツールです。
上手く使いこなして、検索結果のCTRをあげたいところですね。

当サイトでは、今まで、データハイライターは使わずにきました。
これからはデータハイライターのようなツールも使いたいですし、上手くクリック率をあげたいと考えてたりします。

業界でも今のところ、上手く活用されているのはウェブ担さんくらいかな、、、と思っています・・・見落としてたらすみません。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!

執筆 : 清水 隼斗

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