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面白いと思えるオウンドメディアの共通点

コラム

Media Laboをオープンしてから、オウンドメディアについてのお問い合わせが明らかに増えました。
いつもありがとうございます。
お問い合わせをいただく際の質問や、私どもが見るオウンドメディアの内容などなど、思うことが多々あります。
”面白い”オウンドメディアと”普通”のオウンドメディアには、たった一つだけではありますが、共通点があるように思いました。
弊社視点では、少なくともそのように思いました。
今回は、そこのところについて思うことを書いてみようと思います。
「ちょっとは役に立ったかな?」や「ちょっと面白いな(笑)」みたいなことを感じられましたら、シェアして頂けますと幸いです。

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面白いと思えるオウンドメディアの共通点

そもそもオウンドメディアって何?

オウンドメディアとは、自社保有媒体(WEBサイト)と言う概念です。
特に明確な定義があるわけではありません。

Wikipediaにも掲載されていますが、オウンドメディアに対してペイドメディアと言われるメディアの概念があります。
これは、広告掲載する時のメディアのことを言い、バナーやメールやテキストなど、”クリエイティブ”と呼ばれる概念と同じようなメディアの種類を指しています。
他、アーンドメディアと言われるメディアの種類がありますが、これはSNSなどの共有スペースに書かれた自社情報のメディアのことを指しています。

この3種のメディアを「トリプルメディア」と呼ばれるようになったんですが、それが2009年のことです。
ということで、これらの概念自体がまだ最近のことなんですね。

詳しくは、wikipediaを見てください。

昨今、自社のコーポレートサイト、プロダクトサイト、サービスサイト以外にも、新たに会社の知識やノウハウ、商品に関する”あれこれ”をコンテンツとした、ブログ形式のようなそうでもないような発展性・拡張性を持ったサイトが増えてきました。
当サイトもそうですし、Media Laboもそうですし。
他、Googleで「オウンドメディア まとめ」などで検索していただくとたくさん出てきますので、是非見てもらえればと思います。

これらのサイトをオウンドメディアと呼ばれています。
細かい概念はいいとして、大体の概念で憶えていただくといいかもしれません。

オウンドメディはただのブログじゃないと考えた方がいい

大手のメディアにまとめてもらえるようなオウンドメディアは、だいたいにして知名度の高いオウンドメディアです。
そして、かなりしっかりつくられています。
良くも悪くも、かなりしっかり作られています。

そういう事例が多いせいか、そういう事例ばかりを見ているせいか、同じようなオウンドメディアのあり方をイメージしている方が多いように思います。
それ自体が悪いこととは思いませんが、オウンドメディアの話になると、だいたい似たようなイメージになるお話ばかりになってしまうように感じています。

代理店様からいただくお問い合わせ、直接企業様からいただくお問い合わせ、共にそういうイメージが強い感じがしています。
ただ、個人的には、そういう”wordpressを上手く使えばすぐにでも出来るであろうブログ”を想像するのは、あまりメディアとしての面白みがないんじゃないかな?と思っています。

何と言いますか、オウンドメディアは、まとめられている事例ばかりではありません。
似たように構築されたであろうオウンドメディアがすぐに打ち切りになるのは珍しいことではありません。

ブログと同じようなノリで書き始めて、長く続かないというケースもたくさん見ています。
投稿内容も大して面白くないオウンドメディアも多いです。
面白いかどうかは分かりませんが、特徴ない内容になってしまっているオウンドメディア・・・という表現が正しいかもしれません。

面白いか面白くないかというのは見方によって変わりますので、我々が判断することではないかもしれません。
ただ、メディア全体に特徴があるかどうかはすぐに分かります。
私どもはそれらを基準に面白いかどうかを判断しているモノと思っていただければと思います。

弊社では、常にそれらを追ってコンテンツの構築を目論んでいますが、そんな弊社が思う特徴あるオウンドメディアの特徴を挙げてみたいと思います。

面白いと思えるオウンドメディアの共通点
1 : ユーザーへのインセンティブが体感できるレベルである

もうこの一言にまとめてしまってもいいかもしれません。
オウンドメディアに掲載されている内容が読むだけのモノになると、ユーザーが継続してアクセスするためには物凄く面白い文章か、読んだ内容が心に響いたか、それくらいのインパクトが必要です。
このインパクトをインセンティブとして考えてみたいと思います。
このインセンティブは無償のインセンティブです。

ECサイトや物販系の企業様の運用されているオウンドメディアで、その文章の先に商品やサービスがあると、インセンティブはないように見えるかもしれません。
しかし、そのサービスや製品や商品を購入して文章に書かれていることを体感することによって得られるインパクトがあると思います。
これを有償のインセンティブとして位置付けて考えています。

オウンドメディアって最終的には、”無償のインセンティブか有償のインセンティブをどうやってユーザーに与えるか?”がテーマになると考えています。
”インパクト”と考えてもいいかもしれません。
この”インセンティブ”や”インパクト”が無償か有償か、そこは問題ではありません。

このインセンティブを体感できるレベルの内容って、そう多くはないように感じています。
こんな大きなことを言うと怒られそうな気もしますが、かの”電通報”でも、書き手によって感じられるインセンティブに大きな違いがあります。

電通報はかの電通社が運営しているオウンドメディアです。
電通は広告のこと全てに通じているために、電通報にはマーケティングのことだけではなく、ネット広告やネットマーケティングのことも書かれています。
BtoBの業界で、しかもサービスに形がなく、デジタル分野のマーケティングの概念のようなことです。

まだ経歴が浅く、ネットの知識も浅いんだろうなぁ・・・と思われる方のネットマーケティングに関するポストを見ると、言葉が出ない時もあります。
そもそも、文章書くのにまだ慣れてないすよね・・・と感じる方もいらっしゃいます。

しかし、逆に、やたら手練れた表現をするような猛者が多いです。
偉そうに言うのもアレですが、我々にはできない表現をされているのを見ると勉強になるなぁと感じます。
一般的なマーケティングとネットマーケティングには、だいぶと文化の違いがあるように感じることが多いです。
良くも悪くも文化に違いがあるため、案件への取り組み方などが大きく異なるわけですが、その取り組み方が表現の違いに出てきていると感じています。
例えるのは難しいですが、”クリエイティブか数字か”みたいな・・・適切な例えになっているかどうか分かりませんが、分かっていただける方には分かってもらえる例えになっていると思っています。苦笑

こういうクリエイティブに強いタイプの方の表現を見ていると、我々とは違うと感じることが非常に多く、学びのある内容だと感じることが個人的に多いです。
まさに、無償のインセンティブをモロに感じています。

つまり、インセンティブとは、こういうことだと考えてたりするわけですが、どのような形式であれ、ユーザーにインセンティブを付与できないメディアはなかなか続かないように見受けています。

2 : 書き手がその物事に精通している人である

何と言いますか、”この書き手、絶対、このこと知らないよね?”という内容があります。
こういうポストが続くオウンドメディアはすぐに終わると思った方がいいと思います。

そういう内容では年間何万PVも集めることはできません。
使い勝手ばかりを考えてwordpressを使ったりシステムをつくられていますが、それよりも先に内容を考えましょう・・・というレベルのお話です。

やはり自社の製品やサービスに精通している方が、そのことについて熱々と語ったり、改めて見てもらいたいことを書いたり、新しい発見をしてもらいたいことを書いたり、色んなことを書くからリピートするユーザーが出てくるのであって、何もない人の文章には誰も集まりません。

これも適切な例えになってるかどうかは分かりませんが、例えば、オールドジャズファンがオススメのトラックを薦めてくる時、楽器や音のあり方などをやたら熱々と長々と語られますよね。
オールドジャズファンでなければ速攻で立ち去ってしまうような内容・・・。
オウンドメディアって、これくらいでちょうどいいと、私は考えています。w

せっかくの自社の最大限のアピールの場なわけですから、全力でアピールしなければいけない場だと思うわけですが、それくらいでちょうどいいと思っています。
そして、得てして大手のオウンドメディアはそれくらいできているのではないかな・・・と感じることが多いです。
なので、興味ないオウンドメディアの内容はほぼ憶えられません・・・。

ですので、やはり魅力的なオウンドメディアは、特徴をきっちりと持つためにも書き手が情熱を持って書いているように思います。

まとめ

そのような感じで見受けています。
上記の2点が守られていれば、だいたいアクセスが集まるオウンドメディアになっているように思います。

書き手が情熱的だと、ユーザーは自然とインセンティブを感じていることが多いように感じています。
弊社ではシリーズ化できるインセンティブをテーマに、最近は色々なことを考えています。
当サイトもそうですし、Media Laboもです。

シリーズ化できるインセンティブと言えば、文末に自社サイトの宣伝で恐縮ですが、Media Laboで手書き文字素材の配布を開始しました。
字の綺麗汚いは問わず、まずはたくさんの文字をアップしよう・・・ということで、開始しました。

これからも使える幅が広がるようにたくさんアップしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします!

執筆 : 清水 隼斗

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