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コンテンツSEOの初歩

SEOの基礎知識

SEOの全てはコンテンツ!・・・とまでは言い切りませんが、コンテンツがあれば後は余計なモノは必要ないのも事実です。
しかし、コンテンツを制作するのは本当に労力が必要です。
そんなコンテンツ作りにおいて、最善を尽くして頂けるように考えてみました。
SEOとは、「Search Engine Marketing」の略であり、
「検索エンジン最適化」という意味があります。
簡単なような難しいような・・・一つ一つ紐解いていきたいと思います。
コンテンツSEOの初歩〜Contents is King!〜

コンテンツSEOの初歩

Contents is King!
「Contents is King!」の意味と背景

「Contents is King!」(コンテンツ イズ キング!)とは、「コンテンツは王様」という文字通りの意味です。
文字通りの意味ですが、この言葉には背景があります。

SEOを考えるに当たって、被リンクは欠かせないとされていますが、そこにはやはりコンテンツが必要です。
全ての根源はコンテンツにあります。
厳密な定義はありませんが、やはり全てはコンテンツにあるという背景があり、コンテンツは王様とされています。

そうは言っても、被リンクが集まらないコンテンツって無意味だよね・・・ということが囁かれています。
コンテンツをつくっただけでは意味がありませんよね・・・ということも言われています。
これはこれで間違いではありません。

極端な話ではありますが、肩書のない人が立派なことを言っても誰も見聞きしません。
しかし、肩書のある人が立派なことを言うと、それは人の目を惹く名言になります。
これも一つの真実・事実であると思われます。

しかし、例え肩書がなくても、無名であっても、それらを広げるだけの努力をするところにコンテンツも存在することになります。
Twitterでフォロワーを増やすための努力もしかり、Facebookでの繋がりを広げることも然り、これらの背景も重要なんですね。

その時々にあわせて行ったこと全てをコンテンツと考えるのならば、これらの努力は周囲の方々から見ても興味を惹くコンテンツになるわけです。
ただ単に思っていることや考えたことや感じたことを形にするだけではコンテンツとして不十分です。
それらも意識してコンテンツをつくり伸ばしていき、「Contents is King!」を実感したいところです。

コンテンツをつくる前提

と言っても、コンテンツをつくるのは簡単なことではありません。
どれだけ時間をかけて作っても、周囲の方々から見るとコンテンツになり切れてない時が往々にしてあります。
そういう状態にならないだけの何かが必要なんですが、そのためには前提的な条件とも言えるモノが必要です。

凡そ、見ていて面白いコンテンツには以下のような条件が揃っています。

  • その道の専門家が制作している。
  • 何度も修正をしている。
  • 一つのコンテンツに対して嫌と言うほど時間をかけている。
  • ちょっとしたことの配慮がある。
  • その道のことを知らない人が見ても見続けてしまうようなストーリーがある。

上記のように感じられている方も多いのではないでしょうか。
上記のような面白いコンテンツに見られる特徴は、そのまま面白いコンテンツをつくるためには必要不可欠なモノになるんですね。

思い付きで始めてうわべだけの知識だけでは、面白いコンテンツにはなりません。
そういうことを踏まえてコンテンツはつくりたいものです。

キーワードの調査
ニーズのあるコンテンツをつくる

どれだけその道の専門家がコンテンツづくりを始めても、インターネット上のコンテンツとして制作する場合、忘れてはいけないことがあります。
それは、そもそも、その道のどのような話題がインターネットで検索されているのかを知るということです。
インターネットで検索されないような専門用語ばかりでコンテンツが形成されても、誰にも見てもらうチャンスが来ないということなんですね。

例えば、ワンピースをテーマに話をする時、主人公のルフィの髪型やサンジの髭の話題ばかりを語られても、興味のある人は少ないですよね。
ルフィやサンジの話をするならば、必殺技やその強さなどの話の方が面白いですよね。
ちょっとした一例ですが、「サンジ タバコ」と検索してみました。
やはり、ワンピースに関するメジャーなサイトよりも、まとめサイト的な、そこから深く入り込むことがないようなサイトが検索結果から出てきました。

そういうコンテンツが一つあるのは大いに結構なことですが、あまりメジャーなところではありません。
これでは、集客力が弱いですよね。
つまり、その道の専門家と言えど、やはり見る人を想定してコンテンツを制作する必要があるんですね。

キーワードの検索回数を調べることが出来るツール

キーワードの検索回数を調べるツールと言えば、主に以下の二つのツールを使うべきでしょう。

他にも良ツールはたくさんありますが、これら検索エンジン元となるGoogleとYahooが出しているツールに頼りましょう。
これらのサービスを利用するには、キーワードプランナーにはadowrds(Google)に、キーワードアドバイスツールにはYahooプロモーション(Yahoo)に登録する必要ありますが、登録するだけでそれぞれ利用することが出来ますので、是非登録しましょう。

これらのツールにはたくさんの機能がありますが、この時点で見るのは、検索キーワードの月間検索回数のみでOKです。
ここではこれらのツールの使い方などは説明致しませんが、まずは検索キーワードの月間検索回数を調べましょう。

そして、月間検索回数の多いキーワードに因んだコンテンツを増やすことを考えるために、検索回数が多そうなキーワードを手あたり次第、入力欄に入れて調べましょう。
そして、検索回数の多いキーワードや、それらのキーワードの組み合わせをメモしておきましょう。
まずはそれでOKです。

入力補助に表示されているキーワードと異なるキーワードもあるでしょう。
今まで考えたことのなかったキーワードも出てくるでしょう。
最初はそれが普通です。
自分自身の持つ価値観とは異なる価値観に触れることになるかもしれません。
しかし、これらを受け入れるところから始めなければいけませんので、その点は注意しましょう。

コンテンツの洗い出し

ニーズのあるキーワードの洗い出しをして頂いたら、そのキーワードに基づいてコンテンツを洗い出していきます。
この時にもコツがあります。

  • 超初心者の方でも分かるコンテンツを置くこと。どれだけ難しい内容でも分かりやすく解説できるならOKです。
  • 一度の更新や一度の制作で全てを終わらせようとしないこと。
  • カテゴリのような階層を持つこと。

上述についての解説をしてみたいと思います。

超初心者の方でも分かるコンテンツを置くこと

その道に精通すると、超初心者向けのコンテンツを忘れがちです。
まずは「超初心者向けの情報」「初心者向けの情報」「中級者向けの情報」「上級者向けの情報」を分けて考えるようにしましょう。

そして、誰にでも分かるであろう表現でコンテンツを書くようにしましょう。
例えば、「SEO対策は、検索エンジンで検索されたキーワードの検索結果で上位表示すること」というような、とりあえず輪郭だけでもつかめるような情報を掲載すべきです。

コーヒーを例に取って考えてみましょう。
コーヒーのような主観によって味や感じ方が異なるような製品・サービスの紹介の時でも同じです。
苦味が強いのか、甘みがあるのか、渋みがあるのか、香りが強いのか、これらのような曖昧になりがちな情報でも、運営社の主観で考慮した感覚値を使ってコンテンツをつくるべきです。
そうすることで、コーヒーのことを知らないユーザーでも運営社の主観の感覚値を頼りに、自身の好みでコーヒーを選ぶことが出来ます。
そうやってコーヒーを選ぶために頼りにする情報を得ることが出来ています。
この時に選別する材料がないコンテンツだけでは運営は厳しいモノとなります。

上記のようなコンテンツを洗い出したのはいいけど、それが「超初心者向け」なのか「上級者向け」なのか分からなくなる時があります。
それらに関しては、一度メモを取って洗い出してみましょう。
以下に「コーヒー」をテーマにした時の分類例を表にしてみます。

超初心者向け 初心者向け 中級者向け 上級者以上向け
  • コーヒーは苦いだけではない
  • コーヒー歴史
  • コーヒーの入れ方
  • インスタントコーヒーと豆の違いなどの豆知識
  • コーヒーの種類
  • コーヒーの商品一覧
  • コーヒーショップの検索や豆の種類
  • オススメのコーヒーの入れ方など、運営社のオススメ
  • コーヒーグッズ(コーヒーメーカーなど)
  • 高級なコーヒーや葉巻
  • コーヒーの仕入れ

書いている私がコーヒーの事は好きですが物知りと言う程にコーヒーの事を知っているわけではありませんので、上記の表が正しいか否かは考えていません。
まずは、上記のように書き出すことが必要だということです。
マインドマップを使うと分かり易いと言いますか、まとめやすいのでマインドマップがオススメです。

全ての情報やコンテンツの分類を上記のような表に当てはめる必要はありませんが、慣れないうちや、分類が難しいキーワードからコンテンツへの発展を考える場合は、上記のような表を作成することで後々に活きてくるでしょう。
因みにですが、上記の表の内容の正誤は別に後から考えて頂いても問題ございません。
上記の区切りをつけることがここでは最も重要なことです。

一度の更新や一度の制作で全てを終わらせようとしないこと

2015年昨今のコンテンツのあり方として、以前に比べてコンテンツの更新や修正の重要度合いが非常に高くなってきました。
これにも色々とロジックがありますが、ここでは敢えてそのロジックについては記載致しません。

最初にコンテンツを洗い出すと、それ以上のコンテンツを求めなくなる傾向が強いです。
故に更新性がなくなってしまいがちです。
それでは、コンテンツが評価され続けることは難しいです。

コンテンツが評価され続けるためには、それ相応のコンテンツが必要です。
まだまだコンテンツを作ることに慣れのない方・・・いや、コンテンツを作ることに慣れている方でも最初の一回だけでパーフェクトなコンテンツを作るのは不可能に近いです。

つまりはそういうことでして、出来る限り何度も修正を重ね、評価されるコンテンツをその時その時に見出すことがベストです。
何度も何度もコンテンツを読み返し、そしてSearch ConsoleやGoogle analyticsのデータを見返し、修正すべきことを見出し一度に全てを終わらせようとしないことに尽きるということです。

ちょっと古い例になりますが、例えば「ページランク」というキーワードがSEO業界では流行りました。
SEO業界だけでなく、ITに携わられてる方ならば一度は見聞きされた事があると思います。
ページランクというキーワードで上位表示をすれば非常に効果的だったかもしれません。
しかし、2015年現在、ページランクというキーワードでコンテンツをつくっても無意味ですよね。
そういうことです。

その時々のトレンドであったり、本当に必要な情報は選別する必要があり、更新する必要があるのです。

カテゴリのような階層を持つこと

カテゴリと言うと、ブログなどを想像してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
端的に言ってしまうとすれば、その概念で間違いはありません。
しかし、ブログのカテゴリの概念では、イコール「話題」となっているのではないでしょうか。
コーポレートサイトや通販サイト(ECサイト)でのカテゴリのような階層は、単なる話題だけの区切りではありません。

ブログのカテゴリと言えば話題、それでは通販サイトのカテゴリのような階層とは何か?というところですが、単純に「区切り」という認識がベストなのではないでしょうか。
ECサイトで、区切りを階層ごとにつくって考えてみたいと思います。

第一階層 : トップページ
第二階層 : 商品カテゴリ
第三階層 : 商品詳細

第一階層 : トップページ
第二階層 : 商品検索結果
第三階層 : 商品詳細

第一階層 : トップページ
第二階層 : 商品にまつわる話
第三階層 : 商品にまつわる話の詳細や豆知識詳細

上述のような階層をたくさん持つことを、カテゴリのような階層と位置付けています。
コーヒーを例にしてみますね。

第一階層 : トップページ
第二階層 : コーヒーの歴史
第三階層 : コーヒーの歴史の中にある豆知識詳細

第一階層 : トップページ
第二階層 : メジャーなコーヒー豆一覧
第三階層 : コーヒー豆詳細

第一階層 : トップページ
第二階層 : コーヒーグッズ
第三階層 : コーヒーメーカー詳細

上記のような区切りを持つことで、様々な話題を分けて構成することが出来ます。
この区切りがあると、それぞれの二階層目以降で専門性を持つコンテンツを構築する構成が出来上がります。
ですので、カテゴリということで、単なる”話題”だけで区切りをつけてしまいますと、それ以上のコンテンツを追加することが難しくなるため、構成的には後々しんどい展開になるでしょう。
最初の段階で、これらは意識しておきたいところです。

コンテンツ制作と修正

ここにきてやっとコンテンツの制作です。
先述の通りですので、あれこれ書き出しが出来ていれば、サイトの構造はほぼ出来上がってる状態まできているのではないでしょうか。
話題が豊富にあり、簡単な情報から読むのが嫌になるような細かい情報まで、幅広く揃っていることと思います。

先述のように読んでもらう対象ユーザーや、それらの区切りがはっきりしていると、この上なくコンテンツを制作しやすいです。
とは言え、やはり修正は必要です。
これも先述の通りですが、一度で完璧なコンテンツを作るのは極めて難しいです。
ある程度の決めうちをしてから、空いている時間を見て何度も修正をすると完璧なコンテンツに近づきます。

1ページ内のコンテンツは多すぎてもダメですし、少なすぎてもダメです。
読んでて丁度いい量を目指さなければいけません・・・というところですが、異常な程に長くなければ良いと思います。
そのため、自身で何度も読み返し量を調整するようにしましょう。
一つのコンテンツを複数ページに分けることは別に悪いことではありません。
それこそ、ユーザビリティに配慮すべきでしょう。

締め

今回の内容は少々長くなりました。
でも、それだけ大事なことだと捉えて頂きたく思います。

SEOは誰にでも出来ることですが、誰にでも出来る程に簡単なら誰も苦労しません。
コンテンツSEOを想定するならば、これらのことに尚更拘らなければいけません。
コンテンツSEO・・・最近よく囁かれるキーワードですが、なかなか難しいですね。

シェアしてもらうための工夫や続編を期待して頂く工夫、何度も読み返したくなるような工夫、色々な工夫がありますが、全てはこのコンテンツにありますので、どこまでもContents is King!に拘り検索順位を上げたいところです。

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